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フズリナって古生代?ビカリアは?化石についてのまとめ

中1の地学分野の様々な「化石」について、まとめてみました。教科書通りの順に図表をご紹介しますので、タイトルの答えはページの下部「地質年代と化石」をご覧下さい。

図の作成では、フリーイラストでおなじみ「いらすとや」のものを活用させていただきました。古代生物のイラストもびっくりするほど揃っており、頭が下がる思いです。

示準化石と示相化石

まずは、暗記しにくい「示準化石」「示相化石」の区別から。まず、「準」の字は「水準」「標準」のように、手本とか目安というニュアンスがあります。別の言い方をすると、示準化石はその時代の「標準」的な生き物の化石だと言えるかも。そして「相」は、「人相」「貧相」のように、様子やありさまを示します。まさに、その時代の様子(どんな環境だったか)を物語る化石なのです。

示準化石と示相化石

示相化石の例

それでは上の図表の右側から、環境を知る手がかりとなる「示相化石」について見てみましょう。

示相化石の例

アサリもカキも浅い海に住んでいます。アサリといったら潮干狩り。深いところにいたら簡単に捕れませんよね。一方でシジミは湖など淡水の生き物。島根の宍道(しんじ)湖が有名でしょうか。青森だと小川原湖や十三湖が産地ですが、最近は結構高級な食材になっています。

樹木の場合、ソテツはいかにも南国の木でイメージしやすいと思います(なお裸子植物です。植物の分類についての記事もご覧下さい)。一方ブナは、涼しい気候で育ちます。ブナの原生林は世界遺産の白神山地が有名ですが、場所は青森から秋田にかけてと、やはり寒い地方の樹木です。

示準化石について

次に地層の年代を知るヒントとなる「示準化石」ですが、まずは生物の歴史をざっと振り返ってみることから始めましょう。

古生代、中生代、新生代

古生代のスタートは「カンブリア爆発」といって、多種多様な生物が爆発的に生まれたことからスタートします(別に、火山などが噴火して爆発したわけではないです)。代表例は三葉虫で、図には載せませんでしたがアノマロカリスとかオパビニアとか、モンスター的な見た目の生物がよく取り上げられます。

古生代の真ん中(デボン紀)になると、魚類がたくさん現れます。図のおっかない顔をした魚はダンクルオステウスという名前で、なんと体長6mもあるのだそうです。見た目通り獰猛(どうもう)な生き物で、覚える必要は全くないですがインパクト重視で図に入れてみました。

そして中生代恐竜の時代です。図のステゴサウルスは中生代の真ん中(ジュラ紀)の生き物。おなじみティラノサウルスは中生代でも最後のほう(白亜紀末期)で、栄えた年代がかなり異なります。

その後、地球への隕石衝突を引き金に、恐竜など多くの生物が絶滅します。これを生き延びた小型のホニュウ類が進化し、新生代の時代へ突入。人類の出現はほんの数百万年前で、生物全体からするとかなりの新参者なんですね。

ここまで色々と見てきましたが、大まかには、

  • 中生代=ハチュウ類(恐竜など)の時代
  • 新生代=ホニュウ類の時代

という認識を持っておくと便利です。正式には中2で学習しますが、ハチュウ類は、ヘビ、トカゲ、カメなどうろこを持ち、主に陸で生活する生き物です。ホニュウ類は、ネズミ、ゾウ、イヌ、ヒトなど、卵を産まない生物です。毛がフサフサな動物は、大体ホニュウ類。

最後に、2020年に命名された「チバニアン」(千葉県の地層に由来)は、新生代でもかなり後の約77万年前の年代を指すのだそうです。

地質年代と化石

以上を元に、テストで問われやすい化石を挙げてみます。

三葉虫は古生代の幕開け、カンブリア爆発の象徴です。フズリナは体が細胞1個だけの原始的な生物で、いかにも古生代という感じですね(現代にも、ゾウリムシなど単細胞生物はいっぱいいますが、ここは暗記のためそう考えてみます)。

次に中生代、アンモナイトと恐竜の生息年代は重なります。海に住む首長竜(※)が、アンモナイトにかじりつくイメージです。シソチョウは、昔の図鑑ではカラフルな色の想像図で描かれていましたが、最近の研究によると黒の地味な体色だそうです。

新生代の示準化石としてはまずビカリア。ドリルの先端のような形の細長い巻き貝です(ビカッ!とささりそう)。そしてマンモスやナウマンゾウ。日本にもいたのがナウマンゾウで、マンモスよりは温暖な地域に生息しており、その分毛が短めとなっています。

※私も最近知ったのですが、脚がヒレとか翼になっている場合、恐竜には分類されないとのことです。ということは、のび太くんが育てたピー助(フタバスズキリュウ)も恐竜ではないことに。どのみちのび太くんは、鼻でスパゲッティを食べる運命から逃れられないようです。