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関係代名詞と関係副詞の違いは?

まずは文法用語の確認から。代名詞はおなじみ、he(彼)やit(それ)など人物を指し示す時に使う言葉です。

では副詞は?一言で言うと「動詞について情報を補足する」役割を持っていますが、ちょっとピンとこないかもしれません。ここは、動作を「いつ・どこで・どのように」行うのか補足するのが副詞だ、と考えてみてください。

「いつ・どこで・どのように」を表す副詞

2語以上の単語のカタマリになると、副詞「句」と呼ばれます。

関係代名詞と関係副詞

この2つの使い分けを正面から問う問題は少なく、あるとすれば場所についての表現だけだと思うのですが、念のため整理してみましょう。

関係代名詞と関係副詞

図表の日本語は文を読む時の頭の中でイメージで、実際に訳すときは「丘の上に立っている家」「彼が建てた家」「彼らが住む家」という表現になります。

一番上の例は「家が丘に立っている」という構造であり、houseが主語になる「主格」の関係代名詞です。その下は、「彼が家を建てる」となるわけで、houseは目的語になる「目的格」の関係代名詞です(※ 関係代名詞の主格、目的格の違いについては、別のページで解説しています。 )。

最後の例が関係副詞を使う場面で、houseという情報はlive(住む)という動詞の補足情報になっています。先ほど、副詞は「いつ・どこで・どのように」を表すと申し上げましたが、houseはまさに「どこ」に住むのか説明する副詞の一部となっているわけです。

関係副詞はwhereだけではなく、when, how, whyと色々あるのですが、そちらについては後々追加していくつもりですので、今はお手持ちの文法書で文例を確認してみてください。